日本かぼちゃばなし 9
~前回までのあらすじ~
派遣畑に登録したカボタンは、パプリカお姉さんに身を任せた結果、外資系畑の採用試験を受けることになりました。
カボタンは指定された日に外資系畑を訪問し、畑説明と簡単な筆記試験を受けました。
カボタンと一緒に試験を受けたのは、超絶美人(美野菜)のニンジン女子でした。
彼女の名前はキャロライン。キャロラインは純国産でしたが、その魅惑のフォルムはまるでハリウッド女優のようでした。
(こんな美野菜も受けにくるのか…さすが外資系だなぁ…)
試験終了後、エレベーターでキャロラインに魅惑の悩殺スマイルを向けられたカボタンは、緑の顔がほんのり桜色に染まるのでした。
そしてそのわずか30分後、外資系畑からカボタンの携帯に電話がかかってきました。
「あ、外資系畑の人事です。カボタンさんですか?先程はありがとうございました。筆記試験に合格されましたので、明日にでも面接に来て頂けますか?」
(スピード感マジパネェな…)
カボタンはそう心の中でツッコミました。
(続く)