かぼちゃの悪魔

インド彼氏とのロマンスコメディーを書こうとして徐々に迷走し始めたブログ

日本かぼちゃばなし 最終回

~前回までのあらすじ~

退畑まであと1時間というところでピンチに陥ったカボタンは、なんとか気合いでそれを乗り越え、早々に帰宅の準備を始めました。




カボタンが休憩室に入ると、そこには同僚のカボ美が寂しそうな表情でカボタンを待っていました。

「カボタンさん…とうとう退畑してしまうんですね…」

「うん!また連絡するから、たまには遊ぼうね!んじゃ!」

「う、うん…またね…」


一刻も早く新しい葉っぱに履き替えたかったカボタンの、あまりにもアッサリとした別れの挨拶に、カボ美は若干戸惑うのでした。




帰宅後、笑顔で家族に迎えられたカボタンは、久々にゆっくりと風呂に浸かり、新しい葉っぱに着替え、1年ぶりに家族揃って食卓を囲みました。


カボタン「今日のご飯(肥料)は格別だね、お母さん!」

カボタン母「フフフ、今日はカボタンの大好物を揃えたのよ♪」

カボタン祖母「じいさんが一肌(皮)脱いで、大奮発したんじゃよ~」

カボタン父「そういえば、お義理父さんのおかげで娘は助かったんですよ!カボタン、おじいちゃんに感謝しないとな!」

カボタン「うん!おじいちゃん、ありがとう!おじいちゃんの助けがなかったら、あの畑を無事に辞められたらなかったよ!」

カボタン祖父「フォッフォッフォッフォッ☆そうか、そうか!ワシのお陰か!」

カボタン弟「姉ちゃん、ほらコレ美味しいよ!」




こうして、カボタンは1年にも及ぶブラック畑の魔の手から解放され、久々に一家団欒を楽しむのでした。


めでたし☆めでたし♪


(日本かぼちゃばなし 終わり)