かぼちゃの悪魔

インド彼氏とのロマンスコメディーを書こうとして徐々に迷走し始めたブログ

2020-01-01から1年間の記事一覧

コロナでフリーターになった話

コロナでフリーターになった。 今年のゴールデンウィークにインドで結婚式をするため、大好きな職場を泣く泣く退職した矢先に、インドがロックダウンした。 インドのロックがダウンしてしまったのだ。もう意味が分からない。当然、渡航も結婚式も無期延期に…

外資かぼちゃばなし 21

〜前回までのあらすじ〜同期のキャロラインが退畑して間もなく、上司の白菜鍋さんに呼び出されたカボタン。上司の微笑みと社交辞令は、健康に悪いと分かっていながらも止められないジャンク肥料のような中毒性と、どこか邪悪な色気がありました。 (あぁ…こ…

外資かぼちゃばなし 20

〜前回までのあらすじ〜日本産かぼちゃのカボタンは、インド産じゃがいものポテッタントと、超遠距離国際恋愛をすることになりました。この時点で、カボタンが外資系畑に入畑してから約1年が経過していました。 「えっ?キャロラインちゃん、辞めちゃうの?…

外資かぼちゃばなし〜番外編〜

"カボタンさん、突然のメール失礼致します。私は外資系親会社(親畑)の広報担当、アメリカンチェリーと申します。先日、カボタンさんが社内(畑内)SNSに投稿した英文記事をいくつか拝見しました。とても素晴らしい取り組みですね!是非、詳細についてイン…

外資かぼちゃばなし 19

〜前回までのあらすじ〜カボタンとポテッタントの記念すべき初のSkypeは、案の定『何一つ会話が成立しないSkype』という結果になり、会話は何一つ成立しませんでした。それはつまり、記念すべき初のSkypeは、やはり、両者の間で何一つとして会話が成立しなか…

外資かぼちゃばなし 18

~前回までのあらすじ~ポテッタントから突然かかってきた電話に出たカボタンは、ポテッタントが何を言っているのか全く分からず、すぐさま電話を切ってしまうのでした。このペースじゃ全く進まねぇよこのシリーズどうすんだよ。 翌日、ポテッタントはカボタ…

外資かぼちゃばなし 17

~前回までのあらすじ~カボタンは何となく再開したチャットをきっかけに、運命の芋、ポテッタントに出逢うのでした。 カボタンはしばらく、画面を拡大したり角度を変えたりしながら、ポテッタントの顔写真を凝視していました。ポテッタントの顔面は、畑史上…

外資かぼちゃばなし 16

~前回までのあらすじ~見えざる手とリーゼント達により、未知の国インドへと導かれるカボタンであった。 カボタンはあれから毎日のように、インド産リーゼント達とメッセージのやり取りをしていました。分からない英単語が出てくると、彼らはカボタンに懇切…

外資かぼちゃばなし 15

~前回までのあらすじ~明晰夢の中で不思議な声の主と会話をしたカボタン。しかし目が覚めると、夢の内容はすっかり忘れてしまうのでした。どうやら今回も外資系の話をするつもりは毛頭無いようですね。 「あー…アカン。なんかまた無性にインドカレー食いた…

外資かぼちゃばなし 14

~前回までのあらすじ~外国産農産物達の前でウジウジしてしまう自分が情けなくなったカボタンは、心機一転、グローバル人材(野菜)になる決意を固めました。 「よーし、やるぞ~!」 カボタンは畑から帰宅後に早速、高校時代に使っていた英語の参考書を引…

不器用な君へ

ーーー君は今、 君は今、教師に「日直の当番を忘れた」という理由で思い切り腕をねじ上げられて、無理矢理廊下に連れ出されているところだね。その教師に「当番をやりたくないなんてワガママはいけません!」と大声で注意されて、驚いて泣いているようだね。…

外資かぼちゃばなし 13

~前回までのあらすじ~アボカディーに誘われて国際交流フェスティバルに参加したカボタンは、外国産農産物の多さに圧倒されてチビりそうになりましたが、何とかチビらずに済みました。そしてこのブログのペースが落ちていることに何となく気付いていました…

外資かぼちゃばなし 12

~前回までのあらすじ~ダンスパーティーの打ち上げをきっかけにスリランカ産アボカドのドーナー・パビットラー・アボカディー・ドッサナーヤカと仲良くなったカボタンは、ドーナー・パビットラー・アボカディー・ドッサナーヤカの太陽のように明るい人柄(…